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使用済み切手とは?見分け方を徹底解説!
使用済み切手とは「一度郵便物に張り付けた切手(ハガキや手紙など)が再利用されないようにするための消印が押された切手」を指します。あくまで「消印が押されている切手」のことを指すので「一度ハガキや封筒に貼り付けただけで、消印が押されていない」場合は未使用切手として扱われて、問題なく買取に応じてもらえるので心配いりません。
使用済み切手の定義
- 消印が押されている:使用済み
- ハガキに貼っただけ:未使用
使用済み切手でも換金できる2つのケース!相場価格は?
消印が押されてしまった使用済み切手は基本的に価値が下がることが一般的です。ただし希少性あふれるものであれば、コレクターや買取業者の間で高く買取られることもあります。
つまり「使用済みでもなお、価値が高いケース」があるのです。希少価値が高い切手の中には使用済みで当たり前、未使用品は幻と言われているような切手もあります。使用済みだからと言って100%価値がなくなってしまうわけではありません。
また「消印があることで価値が高まるケース」もあります。地域限定の特殊な消印が押された切手は切手の価値がさほど高くなくとも消印の価値に値段が付くことがあります。
使用済み切手にも値段がつくケース
- 使用済みでもなお、価値が高いケース
- 消印があることで価値が高まるケース
重要なことは、このようにコレクターが欲しがる希少な切手が以外と一般安庭の自宅に潜んでいるということです。決してみなさんのご自宅に使用済みの切手があった場合、捨てずに一度買い取り業者に相談してみてください。
「消印がついている切手がいくらで売れるのか?」という質問を受けることがありますが、相場価格に関しては、切手個々の価値に依存するため、明確にいくらとお伝えすることはできません。
例えば「使用済みだから50%カット」といった法則はありません。
以下で値段が付く可能性が高い使用済み切手の例を4つ紹介します。
使用済みでもなお、生産枚数が少なく希少価値が高い切手
希少価値のある切手は、コレクターと買い取り業者の間でプレミア価格での売値がついています。
これらの切手であればたとえ、使用済みで少し価値が下がったとしても変わらず値段が付くでしょう。
例えば「期間限定」や「〇〇記念」で製造されている切手は、販売期間が過ぎた後は作成されることはなく、消費者達の間に出回っているものだけが全てとなります。とくに元々の生産枚数が少なければ希少価値はさらに高まります。
「消印付きでもなお人気がある品」また、「消印付きの切手しか出回っていない品」などであれば、値段が付くだけでなく、高額買取となる可能性も非常に高いです。高額買取されいている切手に関しては以下の記事を参考にしてください。
生産枚数は多いが、当時の日本では入手が困難だった一部の海外切手なども使用済みであったとしても買取金額が付く可能性があります。
使用済みの中でも買取価格が高い代物は、イギリス郵政で発行された「ペニー・ブラック」でその値段は2万円という価格で取引されています。
また、中国で発行された「赤猿」「毛主席の長寿を祝う切手」「旧中国海関大龍票」も使用済みであっても非常に高く売買されています。「赤猿」は11万円と、「毛主席の長寿を祝う切手」も1万と使用済みでも販売価格を超えるほど価値があります。
使用済みの消印があることで、価値が高まる切手
画像参照:国内外の切手コレクション 地域の文化や時節を表現する「切手」の世界
「生産枚数が少ない」、「入手が困難」と言った切手だけでなく、コレクターの間では「珍しい消印が付いた切手」にも人気があります。近年では、かわいいアニメのキャラクターの絵柄の消印も増えており、それぞれの地域でおこなわれたイベント限定の消印の絵柄があるので、ファンにはたまらない記念品となっています。
「珍しい消印」には特印、小型印、風景印、3種類あります。
どれも通常の消印の絵柄とは異なり、その期間でしか押してもらえない大変レアな消印が存在します。
特殊通信日付印(特印)
画像参照:特印(特殊通信日付印)って? 期間限定・押せる郵便局も限定のレア消印!珍しいデザインを自慢しよう
特殊通信日付印は、記念行事の際に発行される消印の一つです。基本的には記念切手や特殊切手とセットになっており、同じデザインの消印が発行されることが多いです。
このスタンプは特印と一緒に発行された切手にしか押印されないため、発売日当日に記念切手にこの特印をわざわざ押して貰うコレクターも多数います。
とくに発行当日の消印を押してもらった切手は「FDC(First Day Cover)」と呼ばれており、消印がない切手よりも高い金額で取引されています。
風景入通信日付印(風景印)
画像出典:日本橋室町三井タワー内郵便局
風景入通信日付印は、局地周辺の名所旧跡の絵柄でデザインされ、円形でなく特産品の形をイメージされた消印です。
特定の郵便局でしか押して貰うことができないため、押されていることによってより価値が上昇することもあります。
小型記念日付印(小型印)
画像参照:小型印(小型記念通信日付印)って?記念イベントで使用される珍しい絵柄の消印!
小型記念日付印は特殊通信日付と違い、市町村規模での展覧会など、地域の記念行事に使われる消印です。
風景印とは異なり、使用期間が限定されてます。
価値が高い消印は上手に押されていることも重要!
消印切手には押される場所によって価値が変わってきます。
コレクターの中でも喜ばれるのは、「満月印」と「ウェルセンター」です。
満月印には円形消印が中心に押され、局、支店、日付、時間が明確に切手内に写し出されるため、「その当時に押された」という証しがよくわかることでとても需要が高まっています。
ウェルセンターは、切手の真ん中に綺麗に押されることで、日付はもちろん全体の見栄えのバランスも良くコレクターからも好評です。
その他にもオフセンターがあり、印面の中心部とズレて押された消印の事を示し、満月印とウェルセンターに比べ価値は少し下がってしまいますが、レトロ感もあって喜ばれるケースもあります。
使用済み切手の使い道!回収している企業がある?
寄付することで、ワクチン作成や地域支援事業に役立てられる
使用済み切手の使い道の1つとして使用済み切手を集めている団体に寄付することが挙げられます。使用済み切手を集めている団体は、1キロで1000円などで切手コレクターに販売をすることでお金に変えています。1キロ分の切手と言えば、とんでない量になります。もしかしたらお目当てのお宝が入っているかもしれない切手の塊であれば欲しがるコレクターもたくさんいます。
下記に使用済み切手を集めている団体をまとめているので、参考にしてください。
法人名/活動名 | 回収方法 | 使用用途 |
---|---|---|
JOCS | 配送 | 海外の子供の教科書代や、学費、研修費用 |
JCV | 配送 | ワクチンの作成費用 |
公益財団法人日本郵趣協会 | 配送 | 地域支援事業の費用 |
公益財団法人 ジョイセフ | 配送 | 女性支援活動資金 |
シャプラニール | 配送 | 研修費用、食材費 |
JOCSは集めた使用済み切手をコレクターや企業に売却し、そのお金を国際保健医療協力の費用として提供しています。最終的にあなたが寄付した切手は海外の子供の教科書代や、学費、研修費用となります。
JCVでは、捨てるはずではあった使用済み切手をコレクターに売却し、ワクチンを購入するために使用をしてます。
そのほか、「切手を書こう!プロジェクト」など社会貢献・地域支援事業の推進に使用されるケースもあります。下記で詳しく解説をしますが、使用済み切手の中で値段が付く可能性がある切手は本当にごく一部のみです。もし慈善事業や社会貢献に興味があれば、こういった活動に協力してみると良いでしょう。
使用済み切手の回収箱を設置している一般企業に寄付する
事前事業団体の他に、一般企業が使用済み切手の回収ボックスを設置していることがあります。日新火災海上保険株式会社や、NTTドコモなどが有名です。
これらの企業も自社で集めた切手を上述の事前事業団体に寄付をしているため、最終的に行き付く先は変わりません。
切手買取業者に依頼し、価値を確かめてもらう
最後に、使用済み切手は切手買取専門業者に査定を依頼することができます。
寄付することももちろん大事ですが、まずは金銭的な価値を確かめてみるのも一つの方法です。査定を受け、高額商品が眠っていないかを確かめた後に寄付することも可能です。使用済み切手で値段がつく品物は珍しいですが、確認せずにすぐ手放してしまうことは少し勿体無いような気がします。
使用済み切手を高く売るための「切り方・剥がし方」を解説!
使用済み切手は郵便物から剥がすべき?
使用済み切手を売却する際、切手を郵便物から綺麗に剥がされているとコレクターは喜びます。
ただし、上述で説明した「消印に価値がある切手」は例外となります。一般的な消印の場合は剥がして置いた方が買い取ってもらいやすくなります。
どの消印に価値があるのかはわからない方は、むやみに触らずそのままの状態にしておくと良いでしょう。
使用済み切手の剥がす方法
切手を剥がす際、郵便物の破れた部分が付いてきたり、少しでも損傷すると価値は下がります。
水剥がしは郵便物(封筒・はがき)についている切手をぬるま湯(35度)で浸し、5~10分ほどで切手と紙が剥がれて採取することができます。
速達や書留についた赤色のインクは切り離しておかないと、水に濡れると滲み切手に付着してしまいます。
最後は綺麗にタオルで優しく包み込み、乾かしたあとは本などに被せておくことで良い形が保てます。
珍しい消印の使用済み切手は剥がさずに周りを切る
消印が少しでもいつもと違うと感じたら、剥がさずに置いておくことをおすすめします。ただし、封筒が何十枚となると、かなりかさばってしまいます。消印をしっかりと残しつつ切り取るのであれば、価値に変動はありません。保管をしやすくしたい方は、切り取るといいでしょう。
使用済み切手の切り方
画像参照:使用済切手を送る | 物を贈って支援 | ご支援/ご寄付 | 国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
使用済み切手は切手と消印を残しつつ1センチほど余裕を持って切るようにしましょう。日付と地名がハッキリと識別できるとベストです!
画像参照:使用済切手を送る | 物を贈って支援 | ご支援/ご寄付 | 国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
特殊な消印が押されている場合もしっかりと全て残しておくべきです。すこし大きくなってしまいますが、こちらも日付と地名がわかりようにしておきましょう。
ファイルに保管する
保有している切手をきちんとした状態で保管することはとても大切です。切手を触る際、ピンセットでつまみ取ってあげましょう。
私たちの手についている、水分、油、指紋などで切手は傷つき痛んでしまいます。まずは切手を大きさに適したマウントにいれて、ストックブック(切手ケース)に入れてあげましょう。本棚またはストックブックが入る大きな収納ボックスにいれ、必ず乾燥材をいれて保管しましょう。
本棚に立てる場合、まっすぐとした状態で太陽に当たらない所に保管してください。
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「柚子堂」使用済み切手の買取専門店!
柚子堂は、東京都千代田区にある「使用済み切手買い取り」専門店です。
使用済み切手は本来リサイクルショップ、金券ショップなどで断られるケースが多いですが、柚子堂では古く使用済みであっても買い取ってくれる業者の一つです。
切手を剥がさない状態で郵送で送りつけても査定してくれるためシステムがあり、電話またはメールで使用済み切手の買い取り相談も無料でカウンセリングしてくれるので良心的な所も魅力的です。
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