古銭買取バイセルの元査定員にインタビュー【10円玉が高額に？身近にあるプレミア品を解説】

古銭買取の「バイセル」について簡単におさらい！

古銭の高額買取で評判の良い「バイセル」の本社に突撃インタビューをしてきました。取り扱っている商品や具体的に何が高く売れるのかなど、公式ページだけではわからない「ぶっちゃけた話」を聞いているので、これからバイセルを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インタビューに移る前に簡単にバイセルの古銭買取について復習をしておきましょう。

買取方法	出張買取、宅配買取、持ち込み買取
出張エリア	全国対応
受付時間	24時間365日(メール/電話ともにOK)
費用	完全無料（宅配買取キャンセル時の送料のみ利用者負担）
公式サイト	株式会社Buysell Technologies バイセルの公式サイトへ

バイセルは古銭を中心に着物や切手、ブランド品などの取り扱う買取専門業者です。買取業界における大手企業であり、坂上忍さんを起用したCMを全国に流していることから、知名度も高く安心して利用できる業者として当サイトではおすすめをしています。

そんなバイセルの古銭買取は買取金額が高額であることで、利用者からの人気を集めています。そのほか、女性査定員の指名サービスや、即日対応、クーリングオフ制度、二重査定システムなどなど、利用者の満足度を高めるための独自サービスを多数提供しているため、古銭買取においてはダントツで人気が高い業者と言えます。

[バイセル一般クエリ古銭]

「古銭の買取金額」バイセルはどうやって差を出しているの？

マイナスを減らしてプラスを増やす！浮いた費用を買取価格に還元

編集部：早速、インタビューを開始させていただきます！

編集部：バイセルさんと言えば高額査定のイメージが強く、「値段で比較した結果」バイセルを選んだという利用者さんの声も多数寄せられています。どうして査定額に差が出せるのか詳しく教えていただきたいです。

青木さん：よろしくおねがいします！高額買取実現のために取り組んでいることは「コストを押さえること」、「買い取った古銭を高く売ること」この2つとなります。

青木さん：コストに関しては、無店舗型のネット買取サービスと言う形態で行っているので、賃料などの出費がありません。1つお店を持つだけでも莫大なコストがかかるんですよね。出費を最小限に抑えて、その分を買取価格に還元しています。

編集部：テナント代に、人件費、光熱費、たしかに何百万かかる費用を抑えて、買取にまわしてくれるというだけで、めちゃめちゃ差が出そうな気がします。

青木さん：加えて、販路の拡大に力を入れることで買い取った古銭を「より高く売ること」、「しっかりと売り切ること」が可能になります。

編集部：プラスを増やして、マイナスを減らす。めちゃめちゃわかりやすいです！

編集部：販路は主にどのようなところがあるのですか？

青木さん：古銭の場合は「オークション」がメインですね。競りと言えばイメージしやすいかもしれません。あとは、希少なコインを集めている業者さんなどに卸すことが多いです。売り先に関しては多数の市場、業者と繋がりがある方がより高く売れるルートを選ぶ事ができるため、有利です。

編集部：なるほど、繋がりが多数あるという点は大企業であるバイセルならではの強みですね。

査定員にきちんと知識があることも大事

編集部：そのほか、細かいところでもいいので「買取金額に差が出る」に理由になっていることってありますか？

青木さん：査定員に知識があり、適正価格を付けられるという点も関係していると思います。

編集部：査定員の知識ですか、バイセルさんって着物や切手、ブランドなども取り扱っていますが、古銭の知識があまりない査定員が担当になってしまうことなどはないんですか？

青木さん：新人査定員は2~3ヶ月ほど、取り扱い品目全般の座学を行うのですが、これがまた厳しいんですよ。社内の試験に合格してやっと先輩査定員に同行できるようになります。さらに数ヶ月を経て一人で査定に行けるようになるため、取り扱い品であればどの品物であってもかなりの知識量があります。ご安心ください。

青木さん：もちろん！査定員も人間なので得意なジャンルがありますよ。僕は査定員時代、着物の査定が得意というか好きでした笑。

編集部：そんなに厳しい査定試験があるのか…。自宅に1人で来た時点でその査定員さんの腕前は確かなんですね。

青木さん：古銭、切手、着物に関しては取り扱い品目の中でも依頼回数が多いことから、査定員の経験値も豊富です。

編集部：どれくらいの割合なんですか？

青木さん：依頼される方の4割5割が着物、2.5割が古銭、2割が切手、あとはその他です。人気の買取品目に関しては、研修会などを開催し、知識の共有、アップデートを常に行っています。

編集部：厳しい社内試験があることも安心材料ですが、実際の経験が豊富な方ですとより信頼できます！

バイセルで高く売れるもの、売れないものを解説

古銭って定義が広いけど、何が買取対象なの？

編集部：古銭硬貨というと、かなり定義が広いですが何が買取対象なんですか？

青木さん：穴銭、大判小判、記念硬貨、基本的に査定自体はなんでも行っています。ただ、値段が付くものはプレミア価値があるかないかに関わってきますね。本当に見てみないとわからないです。イメージしやすいところで言うと「寛永通宝」などの穴が空いたお金は一見レアに見えますが、プレミア価値が高いのはその中でも一部なんです。

編集部：僕の自宅にもあるのですが「一銭」や「十銭」などのありきたりな古銭だとさらに厳しいですかね？

青木さん：一銭の中でも発行枚数が少ない年銘のものはありますが、値段が付く可能性は低いですね。

編集部：数ある買取品目の中でも値段が付く付かないがかなりハッキリしているですね。

青木さん：そうですね。かなりハッキリしてますね。

編集部：ちなみに、紙幣でも買取対象になるのですか？

青木さん：貨幣でもプレミア価値があれば買取は可能です。連番だったり、エラーですね。2000円札などプレミア価値がまだそれほど高くないものだと厳しくなります。

編集部：現行品のお金だと買取はできないんですか？

青木さん：基本的には現行品は基本的には難しいですね。

編集部：例えば「ワールドカップの500円玉」だったり、現行品貨幣としての価値もある記念硬貨の場合も買取は難しいですか？

青木さん：際どいところです。とにかく「プレミア価値があるかないか」という見方は変わらないので、セットで揃っていたり、よほどキレイだったりしなければ難しいかもしれないです。2020年のオリンピック記念硬貨など購入が抽選だった品物には値段は付きますよ。

編集部：その他、気になるもので言うと「外国のお金」、「レプリカ品」、「ペンダントトップ」などですかね。この辺も古銭買取の対象になるのですか？

青木さん：どれも買取は難しいですが、「金」としての価値がある場合は買取対象となる場合があります。外国のお金の場合は「ブリタニア金貨」レプリカ品の場合は「小判のレプリカ」などですね。古銭買取というよりは金買取、アクセサリー買取としてですが、お値段をつけることは可能です。

買い取った品物っていくらくらいで売られているの？

編集部：すこしぶっちゃけた話なのですが、買い取った品物っていくら位で販売されているのですか？

青木さん：その時のオークションによっても振れ幅はありますが、1割2割プラスした額ですよ。1000円で買ったものが100万円で売れるみたいな誤算はまずありませんよ。

編集部：なるほど、この意見は「自分で売った方がお得なのでは？」とお考えの方からのお声だったのですが、そこまで大きな差は出ないんですね。

青木さん：もちろん、間に1枚挟んでない分高く売ることができます。ただし、自分で売ると本当に手間がかかるんですよね。フリマアプリに出品するにしても、撮影から投稿、メッセージ対応、配送とかなり面倒です。

青木さん：古銭数点を売ったとしても2000円3000円差がでるかどうかの違いなので、だったら電話一本で買い取ってくれる業者を利用したいという方も多くいらっしゃいますね。

編集部：たしかに、全部確実に持っていってくれるという点も素晴らしいですね。

青木さん：そうですね！私自身フリマアプリを使ったことがあるのですが、「コレとコレだけ」といった注文や過度な値下げ交渉など、全部売り切るまでかなり時間がかかりますし、疲れます笑。

古銭における「状態が悪い」ってどういうこと？

編集部：古銭や硬貨における「状態が悪い」ってどのようなものを指すのですか？

青木さん：硬貨の場合はお財布の中に入っているようなもの、何度も使われてきたようなものだとその時点で買取は難しくなります。紙幣の場合はピン札に限るため、折れてしまっているものは連番紙幣でも値段が付かない可能性があります。

編集部：なるほど、思ったよりも厳しいんですね。ちなみに古銭の場合どうですか？イメージとしてはどれも古いように感じます。

青木さん：硬貨貨幣の場合は汚れ、折シワだったのに対して、古銭のおける状態が悪いの定義は摩耗、すり減りになっています。へんなところに穴が空いていたり、海に沈んでたのかなってくらい錆びているものは買取が厳しくなります。

編集部：古銭って多かれ少なかれ削れてはいるの思うのですが、どの程度まで対応できるのですか？

青木さん：明らかな傷と判断できるような物や、丸がデコボコしている品物の買取は難しいです。

編集部：うーんなるほど。本当に高額となるものってよほどキレイな物だけなんですね。

青木さん：そうですね、何十万何百万レベルとなるとよほど状態が良いものに限られちゃいますね。ザックリ分けると「プレミア価値がなく買取できない品」「状態が良ければ買取できる品」「状態が多少悪くても買取できる品」の3つがあり、「状態が多少悪くても買取できる品」に関しては良ければいいほど、相場価格に近づいていくと言ったイメージですね。

青木さん：具体例でいうと「20円金貨」などですね。状態が悪いと本当に数万円ガクンと買取価格が下がってしまいます。

額面以上の金額が付く古銭の特徴は？

編集部：額面以上の値段が付く古銭の特徴について伺おうと思っていたのですが、先程の話から「状態が良いこと」が一番の条件になるのでしょうか？

青木さん：そうですね。あとは製造された枚数がいかに少ないかという点もポイントとなります。同じ硬貨でも製造年代によってはプレミア価値が付く硬貨がいくつかあります。

編集部：具体的に注目の年代なのがあるのでしょうか？

青木さん：品物によってバラバラなので、一概に何年代が熱い！などと言うことはできないですね。古銭に関しては少なくとも50年以上前のものでなければ価値は出にくいですね。

元査定員教えるオススメの買取方法、高く売るためのコツ

古銭を売るなら買取方法は何を選ぶべき？

編集部：古銭を売却する際は、どの買取方法を選ぶべきなのですか？古銭ってわりと小さな品なので、出張でなくても手間が少ないかなと思いました。

青木さん：んー、出張買取がやはり一番おすすめですね。

青木さん：まず、宅配買取に関しては法律上お金を郵送できないんですよ。なので、自然と持ち込み買取か、出張買取に選択肢が絞られてしまいます。たしかに古銭は品物としては小ぶりなので持ち運びには便利です。でもお金を持って歩くのって嫌じゃないですか？？

編集部：確かに、古銭や記念高価も貴重品には変わりないです。

青木さん：あとは趣味で集めている方の場合、コレクションが大量であることもよくあります。本当に少量なのであれば持ち込みでも構いませんが、基本的には出張が楽ちんだと思いますよ！

青木さん：過去に自分が査定した方の中で、トランクケースいっぱいの古銭をお持ちいただいた方がいらしたのですが、めちゃめちゃ大変そうでしたよ笑。

金が含まれる硬貨は「金相場」も意識すべき？

編集部：金が含まれている「金貨」などって、古銭としての価値だけでなく金としての価値も上乗せされるんですか？

青木さん：はい、コインとしての価値にプラスして、金としての価値が加わってきます。

青木さん：具体例で言うと「10万円金貨」という2種類の金貨がセットになった品があるのですが、金のグラム数が違うため、額面が全く同じでも買取価格が異なります。

編集部：グラム数が大きければ、「いつ」売るかも大事になってくるのですか？

青木さん：もちろん金の相場も影響してくるのですが、（硬貨に含まれている金の量では）短期間で見ると1,000円2,000円程度ではないでしょうか。本当に軽く気にする程度でいいと思います。

磨くのはNG！査定員が教える古銭を高く売るコツ

編集部：古銭を売る際になにかできることってありますか？

青木さん：プルーフセットなどであれば、外箱のありなしは少なからず値段に影響します。自宅で見覚えがあるのでしたら、しっかりかき集めた方がいいですね。

編集部：仕分けの有無に関してはいかがですか。仕分けしておくと買取金額が上がるなんてことはないですよね？

青木さん：キレイに整理してくれることはありがたいことですが、値段が上がるということはありません。そのままの状態でも査定できますので、ご心配はいりません。

編集部：ケアに関しては、いかがですか？

青木さん：たまに磨いてしまう方もいらっしゃいますが、やらない方が良いですね。基本的に何もしないことをおすすめします。「10円玉をタバスコで磨く」みたいなライフハックがありますが、削れてしまう可能性と、匂いがついてしまう恐れがあるので絶対にしないでください。

バイセル査定員からみた古銭買取事情

編集部：古銭の買取を利用される方ってどんな方が多いのですか？

青木さん：昔趣味で集めていた方やそのご家族様が大半ですね。傾向としては切手とよく似ています。

編集部：同じ収集の趣味ですからね！

青木さん：あとは古銭と切手がセットになった商品などもあるので、一緒に集めている方も多くいらっしゃいます。冒頭でもお答えしましたが、査定員はどの買取品目においても正確に査定できるので、セットで査定を依頼していただいて構いません。

査定員の豆知識！誰もが持っている硬貨でも高額買取の可能性がある

編集部：古銭っていくつかある買取品目の中でもすごい夢があると思っています。

青木さん：というと？？

編集部：自分である程度買値がわかっている着物やブランド品と違って、予期せぬ高額の可能性が非常に高いなって思うんですよ。

青木さん：たしかに、時間が経ったことでプレミア価値がついた品や、ちゃっかり持っている可能性がある硬貨などもありますね。

編集部：最後の質問なのですが、古銭買取を利用しようか悩んでいる方が是非利用したくなるように「コレがあれば高額になるかも！」みたい品物があれば教えてください。

青木さん：時間が経ったことでプレミア価値が高まったもので言うと「小判大判」ですね！昔の時代では一般的な貨幣だったものなので、どの家庭からでも発見できる可能性はあります。あとは「記念硬貨」などですかね。

編集部：誰しもありえるというのは、期待してしまいます！

青木さん：ちゃっかり持っている品で言うと「10円玉」と「50円玉」です！

編集部：え、10円と50円！？

青木さん：10円玉で言うと、61年製のものが前期と後期に分かれているのですが、後期の10円であればマックスで7、8千円付いたりするんですよ。

編集部：それは、単純に作られた枚数が少なかったからですか？

青木さん：製造枚数が少ないのもそうなのですが、「平等院鳳凰堂」の絵柄が違うんですよね。

画像参照：財布に眠る意外なお宝　ギザ十、フデ五はいくら？

青木さん：50円玉に関しては、62年のものが製造枚数が少ないという理由から人気が高いです。1円から500円までの硬貨がはめ込まれたプルーフセットという品物があるのですが、もし62年製のプルーフセットが自宅から見つかれば額面以上の値段が付く可能性が高いですよ。

編集部：誰もが持っている10円玉や50円玉にそんな魅力があったとは！

青木さん：プルーフセットの豆知識なのですが、まれに購入段階で50円玉だけが入れ替えられている物も出回っています。

編集部：悪い人もいるんですね…。

青木さん：悲しいことにそうなんですよ。なので売却する際、また購入する際も1つ確認ポイントとして意識してみるといいと思います。

身近にある古銭、硬貨でも十分高額買取に期待できる！見積もりはバイセルへ

今回、バイセルへのインタビューを通じて、「バイセルの古銭買取の仕組み」について、詳しくお話しいただけました。ホームページなどに記載している情報の裏付けとなる部分が明確にわかったため「本当に高く売れるの？」と半信半疑だった方も安心して申込ができるのではないでしょうか？

また、買取できる品物の状態や、種類など実際の査定員に聞かなればわからないことまで詳しく教えていただけたので、査定依頼を考えている方の参考としても意味があるものあったと思います。

とくに後半で教えていただいた「もしかしたら持っている可能性があるプレミア貨幣」は非常に夢がある話でした。古銭の買取に無関心だった方も一度自宅の倉庫や押入れなどを整理してみてはいかがでしょうか？もし気になる貨幣が見つかった方はぜひバイセルを利用してみてください。

バイセル体験談レポート一覧

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古銭買取	【古銭買取】バイセルの出張査定の実体験レポート！本当の口コミ評判を紹介【合計2万円に！】
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切手 インタビュー	切手買取のウラ話をバイセルの査定員に聞いてみた！【高く売るためのコツ】
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古銭買取業者で損をしたくない方は、買取プロが人気業者10社に実際に査定を依頼して徹底比較した「【古銭買取】口コミと評判が良いおすすめ業者ランキング！【専門店10社を実際に利用した査定結果】」を参考にしてください。

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